どうしょうもないへたれなんです。

 昔、まだ私の陰毛も生えそろっていない時期のことです、具体的には小学校時代のことです。
 毎日毎日、私は気の触れた人の様に「ドラゴンボールごっこ」という謎の遊びに明け暮れたり、人の家に爆竹をなげたり、はたまたある時はお菓子ほしさに友達の家に押しかけたり、、、、などと非常にありがちな毎日を過ごしていた時のことです。
 「オレ実は昔マルコメ味噌のCMに出ててん!!」
 と意気揚々と嘘を平気な顔をしながらつく友人の若林君という人がいたのです。
 当時、彼は子供世界でいう「ガキ大将」だったのですが、つい先日、コンビ二にて偶然?あったのです。
 当時の雰囲気など今の彼には1ミリもなく、しなびた大根の様な体系に変わっており、この寒さというにも限らず、半ズボンにハイソックスという非常にイカス☆アンチクレイジーボーイを代表する様なスタイルにまで落ちた彼に話しかけられたのです。

若林君「オレとお笑いのコンビ組まないか?」

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 意味が分かるでしょうか?
 
 説明をしましょう。
 人生に負け社会の渦に巻き込まれた彼はどういう訳かお笑い芸人を目指していると言うのです。
 ?マークが私の頭の中に何度も点滅し数秒間悩んだ後、私は適当にこう言ったのです。

 「僕、実は、今月を最後に北海道に引っ越すんだ。だからごめん・・。」

 意味が分かるでしょうか?私は遠回しに嫌だといったのです。
 すると彼は、「オレも北海道にいくよ!!{笑顔}」。

 こうして私は、明日からお笑い芸人を目指すことを半強制的に決まったのです。
 

 まじで嫌です。
 普通に今も彼からかかってくる電話を取っていません・・。